就活概論 (14) 二次、三次面接の心得

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一次面接を突破して、二次、三次と進んでも、面接の内容自体に大きな違いはないと思う。
一般的に、面接官が年配になっていったり、技術系なら技術部の人が当たるようになって、より本人の特性を掘り下げて見るようになってゆくというだけ。会社によっては、グループ・ディスカッションが挟まったりするかもしれないけど、それについては項を改めて述べたい。 
 
面接の内容が大きく変わらないってどういうことかというと、何歳のどんな役職の人だろうと、面接官はあなたに関する情報を、エントリーシートからしか得ることができないから。
落とすための面接でない限り、面接官の仕事というのは、あなたのスペックを聴取して、会社のどんなことに役立ってもらえるか、一緒に働くメンバーとなり得るかどうか、を自分の目で確認することでしかありません。
だから、繰り返しになるけれど、エントリーシートに書く内容を吟味して、その他大勢と一緒にされないよう工夫する必要があるし、自分を選んでもらうストーリーなりロジックをしっかり組み立てておく為にこそ、企業研究なり自己PRの内容をじっくり考えておく必要があるんだ。
 
憧れのカノジョを振り向かせる為に
「俺カッコイイだろ俺と付き合えよ俺本気なんだよ」と延々繰り返してもキモいだけだと思う。
カノジョが自分とつきあうことでどれだけメリットがありそうか、他の男より良さそうか、ということをカノジョの視点に立って説得して、カノジョ自身が納得できなければその恋愛は成就しにくいものだと思わないか?
 
さて、実際に面接が進むにつれて、不安は募るものだと思う。そして、面接の内容が似たようなものだからといって、全く同じ回答を繰り返しても、相手に自分を印象づけるのが難しいかもしれない。エントリーシートはもう提出してしまっているから書き直しは効かない。
そこで、面接を想定したブラッシュ・アップをいくつか考えておきたい:
 
(1) エントリーシートを自分で読み返す
(2) 自分が書いた各項目から導き出される質問項目を書き出す
(3) (2)の質問項目への簡潔な回答案を書き出す(1~2行)
(4) (3)の回答が本当に最善か、もっと良い伝え方はないか考え直す
 
(1)は、実際には最初にエントリーシートを書いて提出する前に何度でもやっておくべきことではあるんだけど、一次面接だったり、他社の選考も経験してから見直すと、違う見え方がするものだと思う。なので、是非、冷静に読み返してもらいたい。
そして、面接官の立場になって(2)を考えてみると、エントリーシートに書かれた中身からどういうことを聞いてみたくなるか、が見えてくると思う。
(3)について、面接はどんなに長くても30分くらい、実際の質疑応答は15~20分くらいだろう。会話の行き来が1分ずつだとして質問は最大10問ということになる。面接官が聞きたがるポイントは上述の通り、「会社の何に役立つ人か、一緒に働いて欲しい人か」に尽きる。その問いかけに響く回答をできる人が好まれることは言うまでもない。質問への回答が要領を得なかったり、別の質問を惹起してしまうような話し方は大きなマイナス。いちいち話が逸れてしまっては、限られた時間を食い潰すことになってしまう。だから、回答案というのは、丸暗記してコピペする為ではなく、「この系統の質問をされた時には、これを伝えれば分かってもらえる」っていうキモとなるポイントを押さえるために作成しておくべきだと思うわけ。即興でそれができるならばもちろんそれが一番だけど、そんな能力がある人はそもそもこんなコラムを読みにこないと思うから(笑)。自分の魅力や長所を説明できるように、回答はできるだけ圧縮して、かつ、初対面の人にとって分かりやすいものにしておく必要があると思う。
(4)は、簡潔につくったはいいけれども、本当に必要十分なメッセージが盛り込まれているかどうか、相手に響くか、論理立っているか、他の言い方をしたほうが伝わりやすいんじゃないか、ということを事前によく考えておくべきだと思う。これもやはり、咄嗟にはできないことだから。
 
このブラッシュ・アップをしておくことで、面接官にクドクド余計なことを言わずにスマートな説明ができるようにもなるだろうし、エントリーシートでは伝えきれなかったことが見つかっても、どのようにフォローするかを事前に考えられるようになると思う。
 
(つづく)

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shibuyade
英語ができないのに外資ではたらくことになったガジェット好きサラリーマン。都内在住。2014年より「渋谷ではたらく外資系社員のBlog」を開設。尊敬する人:チェザーレ・フィオリオ

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