[書評] 普通のダンナがなぜ見つからない?

この記事の所要時間: 137

東大卒業後、外資コンサルや金融業界を経て婚活ビジネスに身を投じた異色の経歴の筆者が綴る、これまでにない婚活指導書。

普通のダンナがなぜ見つからない?
文藝春秋 (2012-09-20)
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結婚は、男性も女性も常に斜め上を見ている。

そもそも、「自然な出会い」とは何だろう。きちんと定義してみよう。

「自然体」でいられる相手とは、自然体で待っていては出会えない。

「普通の相手でいいのに……」と同じように、何となく女性がぼやいているつぶやきはたくさんある(中略)こうしたつぶやきは、容易には答えが出ないので、思考がそこで停まってしまう。こういう言葉を(中略)「思考停止ワード」と呼ぶ。

この場合結婚できない原因は、相手に求める条件の高さではない。彼女の「決めたくない」心理が最大のハードル。

別にわがままを言っている気はないにもかかわらず、希望に当てはまる人がいないのを心底、不思議に思っている。謙虚なつもりの希望は、実は「かなり難易度の高いことを言っているのだ」ということを自覚しておかないといけない。

「合コンのROI(費用対効果)とROTI(投下時間対効果)の低さは、社交的な20代を過ごした男性たちは十分に理解しているはず。(中略)合コンはあまりに互いの情報がないところからスタートするから、限られた時間で相手と話をするスキルがないと次につながりにくいが、実は、このスキルがある人たちはすでに既婚者になっている」

 
近年しきりに騒がれる婚活なるブームに対して、経営戦略コンサルだった筆者が

「普通のダンナが見つかる確率」は、ちょっと試算しただけで0.8%という数字が導き出せる

と斬り込む鮮やかさが何とも楽しいが、傍観者でいられる自分は幸せだなとも思ってしまった。

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n-mizuno
1976年東京生まれ。小学校から12年間男子校で過ごした後、ほぼ女子校状態の大学に進学。就職してからは、アフリカ、ロシア、モンゴル、東南アジアを駆けずり回って海外営業にいそしむ。自称・日仏英伊クアッドリンガル。

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1976年東京生まれ。小学校から12年間男子校で過ごした後、ほぼ女子校状態の大学に進学。就職してからは、アフリカ、ロシア、モンゴル、東南アジアを駆けずり回って海外営業にいそしむ。自称・日仏英伊クアッドリンガル。

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