就活概論 (13) メールについてその2

iPhoneでメールのやり取りをするとき、標準設定だと文末に「iPhoneから送信」という署名が自動的に入るようになっていると思う。
でも、就活においてはそのまま送るのはやめた方がよいと思う。
 
この署名のルーツは、スマートフォンの元祖といえるBlackBerryに遡る。
BlackBerryでメールを送ると、メールの末尾に自動的に”Sent via BlackBerry by AT&T”といった署名が入るようになっていた。なぜかというと、BlackBerryはもともと「返事が出来るポケベル」というコンセプトで始まった端末で、長文を打つことを想定していなかったので
「素っ気ない返事だけどBlackBerryから送っているから勘弁してね」
という一種の言い訳の意味で、この署名がついていたわけ。もちろん、宣伝目的もあったんだろうけど。
 
その名残なのか、iPhoneだけでなく、Androidスマートフォンのメールソフトを立ち上げても
“Sent from my Sony Xperia™ smartphone”
といった署名が自動的につくようになっている。
 
今日では、素っ気ないメールの言い訳というよりは宣伝目的の色合いが強いんだろうけど、就職活動においてはその宣伝に乗っかる蓋然性は全くない。
 
OBや採用担当者(=自分より目上の人)にメールを送るのであれば、不要な表現は極力省くべきだし、送る前に文面を推敲するだろう。髪の毛がボサボサのまま面接に臨む人はまずいないのと同じ。
 
なので、「iPhoneから送信」は削除してから送るべきだと思う次第。
 
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