フランス人F1レーサーで、昨年10月の日本グランプリ(鈴鹿サーキット)の決勝レース中に事故に遭遇し、意識不明の重体が続いていたジュール・ビアンキ選手が17日夜、ニース市内の病院で亡くなりました。
記事:F1-Gate.com(日本語)
台風18号が接近する中のウェットレースとなった昨年の鈴鹿で、先にクラッシュしていた他車を処理していたコース脇の小型クレーン車に、雨でコントロールを失ったビアンキ選手が時速約200kmで激突。搬送された三重県立総合医療センターでの緊急手術を経て自発呼吸が回復し、翌月に故郷のニース大学付属病院に転院していましたが、意識が回復しないままこの世を去りました。
ビアンキ選手の祖父は3度のGTチャンピオン、祖父の兄はF1レーサーかつル・マン24時間レース覇者といういわば名門一家。
2013年からF1に参戦し、弱小チームに所属しながら2014年モナコでは9位入賞。前後して、2009年からはフェラーリの若手育成プログラムに抜擢されており、名門チームへの移籍が嘱望されていました。
F1レース中の死亡事故は、1994年のアイルトン・セナ以来となります。
享年25。合掌。
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