[書評] 永遠のドイツデザイン Masterpieces of German Design

ポルシェ911、ライカから色鉛筆までドイツのシンプルデザインの背景について語られている。

手にとってパラパラめくってまず感じるのは大判の紙への印刷の美しさである。
それもそのはず、本書はハイデルベルグの超高画質オフセット印刷機で印刷されている。
というのも、最初に紹介されているプロダクトが本書を刷った印刷機の話からなのである。
印刷機は普段本を手に取る人には見ることのできないが、ハイデルベルグのものは筐体自体が美しいのだ。

ページごとにプロダクトの大きな写真があり、シンプルな解説文が添えられている。
オフセット印刷された各々のプロダクトは目の前にあるかのように美しい。

本書の最後には長年ブラウン社のデザイナーを務めたティーター・ラムス氏のインタビューが収められている。
バウハウスなどの機能美・シンプルデザインに興味のある方は是非手にとってみてほしい逸品である。

本書の写真撮影を担当した株式会社アイワードのワークフローはこちら:
1670万画素のデジタル一眼レフカメラのRAWデータから高画質、高精細画像を創造する
RGBワークフローで作成した、高級美術出版「永遠のドイツデザイン」
http://www.iword.co.jp/modules/contents/index.php?content_id=59

永遠のドイツデザイン Masterpieces of German Design
http://www.amazon.co.jp/dp/4478002010

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